抑うつ神経症(大うつ病)
チェックシート

※このチェックシートはあくまでも参考であり、詳しくは専門の医師・心理相談機関にご相談ください。

次にあげる各項目のうち、
あてはまると思う項目の数を数えてみましょう。

1、2のいずれかもしくは両方に該当し、全部で5つ以上該当する場合はうつ病であると考えられます。

参考資料

米国精神医学会(APA)の精神疾患の診断分類、改訂第5版(DSM-5)より

解説

抑うつ神経症

うつ病より軽度ながら慢性的抑うつ状態が長期に持続するものをさします。

以下のような症状を訴えます。
(例)気分が沈む、死にたくなる、イライラする、様々な不快な身体症状が出現する、不安である、眠れない、物事を悪い方に考える、元気がない、好きなことをやりたくない、自分は役に立っていない駄目な人間だと思う、ひどく焦る、こまかいことが気になる、集中力がない、悲しい、悲観的である、無力感がある、食欲がない、体がだるい、疲れやすい、など。

抑うつ神経症に悩む方は、次のような性格がよく見られます。
几帳面で物事の秩序を大切にする、自分の意見を主張するより人の意見に合わせる、完全主義的で白か黒か決めつける傾向がある、自分に対する要求水準が高い、気分転換が不得手、他者に尽くし孤独を恐れる、など。

うつ症状が起きやすい状況
慣れ親しんだ生活環境が大きく変化する状況に、うつ症状が現れやすくなります。

抑うつ神経症にどうしてなるのでしょうか?

慣れ親しんだ環境の変化に遭遇すると、心には拒絶反応が起きます。これは、心を守るための、正常な心の防御反応です。ところが、こうしたショックによる心の痛みを体験する自分を、弱いダメな自分と認識するとますます自分に対する自信を失ってしまいます。何とかしなくてはと焦れば焦るほど悪循環に陥り、逆に「うつ」の深みに落ち込んでしまうことがしばしばあります。また、家族との過去の確執等生育環境の要因もしばしばみられます。

抑うつ神経症に該当するときには以下の方法があります

森田療法を行っている医療機関・心理相談機関
生活の発見会の協力医・協力心理相談機関では、以下のような森田療法の考え方を用いた精神的な治療・心理的な支援を受けることができます。

森田療法では、心の自然な回復力を引き出す方法を用います。

「うつ」の体験と悪循環過程を共有し、現在の状況に見合った行動をともに見つけ、「うつ」の悪循環の打破をサポートします。

生活の発見会を利用、活用する

生活の発見会では森田療法を学習したり、森田療法を学ぶことで神経症から立ち直った人々の経験を聞くことができます。
以下は、抑うつ神経症の会員の方が、生活の発見会の森田療法の理論学習によってどのように立ち直っていったかの具体例です。

Bさんは、子どもの頃から勉強も運動もできる人に強くあこがれていました。成人して会社に入ると「仕事ができる人間」に見られたくてそのための努力をしました。転職後の職場で、自分より優れている人が沢山いることを知ってから、仕事が思うように進まず抑うつ症状が出るようになりました。精神科を受診し一旦回復しましたが、十年後、社内環境の変化から再び抑うつ状態となり、半年間休職しました。休職中、Bさんは趣味を見つけその仲間を得たことで大きく回復に向かいました。さらに本で森田療法を知り生活の発見会に入会し、森田を学びながらどのようにして抑うつ神経症になったのかを理解しました。その後もBさんは、仕事や人間関係の課題と向き合いながら、よりよい生き方を目指して日々努力を続けています。 

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※医師からそううつ病、うつ病という診断を受けた方の参加については、適否を一度医師にご相談ください

参考資料

北西憲二 2006 中年期うつと森田療法 講談社
北西憲二 2014 森田療法を学ぶ 金剛出版
中村 敬 2002 「うつ」の理解と養生法 生活の発見会
生活の発見会 2013 症状別体験記シリーズⅡ④:身体表現性障害・心気症・軽症うつ(普通神経症・抑うつ神経症)
生活の発見会 2018 改訂版(A)森田理論学習の要点