「初めて集談会に参加した日」福島集談会 Tuchi

私が、初めて集談会に参加した日は平成29年の4月だったと思います。集談会の存在は以前から知っており、ずっと参加したかったのですが、なかなか踏ん切りがつかず、その時は症状が強くでたために思い切って参加したのを覚えています。
もともと私は、幼い頃から神経症の症状がありました。自覚したのは小学生の時で、忘れ物をしてないかのチェックを何度もしてみたり、気になることが頭に思い浮かぶと呪文のように打ち消したりしていました。中学生の時は特に気にせずに生活を送っていましたが、高校生になると人の視線が異常に気になり「社交不安障害(対人恐怖症)」、まったく根拠はないのですが何か自分のことを話しているのではないかと常に感じていました。そのような時に、たまたま本屋さんで森田療法の本を手にして、パラパラと立ち読みしていると自分と同じような症状のことが書かれていたため、夢中になって読みあさりました。結局、その本を購入し、家に帰ってからも何度も読みました。その時、森田療法に初めて出会って、同じような悩みを持った人が自分だけじゃないのだと希望の光が降り注いだような気持ちになりました。
大学生の時は、ほとんど気になることがないくらい楽しい大学生活でした。しかし、その時は急に訪れました。就職して3年目の時に休日で料理をしていた時の事です。なにか、ざわざわといやな感覚に襲われ、急に呼吸が苦しく、激しい動悸に襲われました。あまりにも激しい症状だったため、家族に車で病院に連れて行ってもらいましたが、特に異常はありませんでした。その時診ていただいた先生に心療内科の受診を勧められましたが、あまりの出来事にとてもショックを受けました。その時から再度、森田療法を読みあさるようになり、また森田療法関連の書籍をインターネット等で買いあさり、改めて勉強をはじめたところ、何とか症状があっても仕事は休むことはなく生活を送れました。症状や予期不安があると「症状はそのままで、なすべきことをなす」恐怖で立ち止まりそうになると「恐怖突入」と自分に言い聞かせてなんとか仕事や日常生活を送っていました。
その後、大勢の前で発表をする機会があり、最初は調子よく話していましたが、急に頭が真っ白になって何も話せなくなってしまい、最後はなんとかしどろもどろでしたが無理矢理話しを終わらせました。その時から、また大勢の前で話す前になると、何日も前から異常に緊張をするようになりました。その時期から、森田療法についてしっかり学びたいと思うようになり、集談会の参加を決心しました。最初、集談会に参加した時は、5人くらいだったと思いますが、先輩方が快く受け入れてくれて、私の話を聞いてくださいました。今まで、ありのままの自分を包み隠さず話したのは、人生でその時が初めてでした。また、先輩方の話も聞くことができ、様々な症状や悩みを持っているのだと感じました。初めて集談会に参加して感じたのは、皆さんはとても知的で温厚で常識のある人ばかりでした。一見、深い悩みがあるようには思いませんでしたが、人は見かけによらないことも認識しました。確かに、自分も他人からは悩みがなさそうと思われることが多いです。それからは、できる限り集談会に参加して、いろいろ勉強することができました。やはり、一人で森田療法の書籍を読むだけでなく、実際に同じ悩みを持った人達と話しをすると共感もしますし、理解も深まると思います。また、話を聞いてくれる場所があるというだけでも、安心感もあります。集談会に参加してからはさらに建設的な行動ができるようになったと思います。最近、コロナの影響だったり、仕事の都合だったり、なかなか集談会に参加できない日々が続いていますが、いつでも包み隠さず悩みを聞いて貰える場所があると思うだけでもそれだけで心のよりどころになっています。20年以上、今の仕事を続けていられるのは間違いなく森田療法のおかげだと思っています。まだまだ症状もあり、不安に押しつぶされそうになることもありますが、行動できたことをしっかり評価して今後も森田療法とともに生きていこうと思います。

  • カテゴリーなし